温泉パンはこうして誕生しました

創業当時の旭堂

今から60年以上前の昭和15年、傷痍軍人として 北京より帰国してきた笹沼昌一(ササヌマショウイチ)は当時23歳。
徴兵される以前、東京の旭堂というパン屋さんで働いていた経験を生かし、翌年昭和16年より町のご意見番に「これからはパンの時代だべ。」とパン屋を開業。 傷痍軍人だったため、粉の特別配給がありました。

メインはコッペパン。

昭和23年頃、この小さな町には6軒もパン屋ができましたが、しかし、あさひ堂はそのサバイバルを勝ち抜くのでした。
そして、昭和28年法人設立、合資会社旭堂となり、それからは、学校給食用の食パンやコッペパンを主としてきましたが、昭和30年頃に食パンの余り生地を使ってその当時の職人さんたちといたずらに作って出来たのが、現在の温泉パンの原型なのです。

では、なぜ「温泉パン」なのか? 温泉のお湯を使っているから?

旭堂の前にて天王祭の集合写真

それは、今から20年くらい前、町の事業で温泉が湧き出たからなのです。

温泉パンは温泉のお湯を使用していませんが、笹沼昌一も町会議員議長として町長と共に温泉掘削に深く関与したため、その湧出記念として「温泉パン」と命名されました。

以外に簡単な理由なんですけど・・・。

それまではちゃんとした名前がありませんでした。
名前のない頃、このパンを買うお客さんは「フランスパンちょうだい。」と言ってお店に来たものです。

それにしても「温泉パン」って、覚えやすいですよね。